世界一美しい言語と言われる言葉
世界の言語を比較したジョークとして、フランス語を「世界一美しい言語」、ドイツ語を「世界一汚い言語」と言うことがあります。
これは発音をしたときの印象がフランス語は全体的に柔らかめであるのに対し、ドイツ語は固く濁音が多いことが理由です。
日本でもフランス語は習得を希望する人が多い人気の語学で、大手の語学学校では英語の次に受講クラスが多いといったこともよくあります。
フランス語はもともとは古代ローマで作られたラテン語がもとになったもので、イタリア語やスペイン語などの他のヨーロッパの言語と近い体系をとっています。
ドイツも同じくラテン語をもとにした言語ですが、ラテン語は後世で「イタリック語派」「ゲルマン語派」という2つの潮流に分かれており、イタリア語やスペイン語とともにフランス語はイタリック語派に含まれるのに対し、ドイツ語や英語はゲルマン語派とやや遠い関係になっています。
ただし発音は大きな違いがあっても文法の基礎はだいたい同じなので習得の勉強ではそれほど劇的な違いはありません。
日本の芸能人でも習得者は数多くいます
テレビを見ていると時々フランス人とのハーフという芸能人を見かけますが、実は有名人でフランス語を習得している人はかなりたくさんいるようです。
特に多いのはモデルなどの女性俳優やタレントと、男性のサッカー選手です。
これはフランスが日本でも大人気のファッションブランドの発祥の地であることと、サッカー選手にとっては憧れの舞台であるサッカーリーグがあるということが関係しているのでしょう。
休暇を使ってフランスに長期滞在する有名人もいるので、日本の富裕層にとってフランスは好まれる国であると言えます。
フランス語の難易度は英語とほぼ同じくらいと言われていますが、ただ発音が独特であるため英語を完璧に習得してもきちんと発声練習をしないと流暢に会話ができるというレベルにまで達することはできません。
文法的には時制変化が多いのが面倒な点とされており、他にも男性名詞・女性名詞の区別や動詞と形容詞の順番など英語にはない特殊な文法を覚えるのに少し時間がかかります。
フランス語検定と教育機関
フランス語の習熟度を確認できる検定試験は現在財団法人フランス教育振興会によって開催されています。
資格名称は「フランス語技能検定試験」で1～5級までの段階で判定をされます。
またもう一つDELF・DALFという世界130カ国あまりで開催されているフランス文部省認定のフランス語認定資格があります。
これはフランス国内の大学に留学を希望するときには必ず受けなくてはいけない試験となっています。
